米べいグーグルのアプリ配信はいしんサービス「グーグルプレイ」をめぐる反はんトラスト法ほう（独占禁止法どくせんきんしほう）の訴訟そしょうで、グーグルが７億おくドル（約やく１０００億円おくえん）を支払しはらうことで和解わかいしたことがわかった。連邦地裁れんぽうちさいに１８日にちに提出ていしゅつされた和解わかいの条件じょうけんによって明あきらかになった。グーグルは、より多おおくの競争きょうそうを取とり入いれることでも合意ごういした。

グーグルに対たいしては長期間ちょうきかんにわたって、グーグルプレイの利用規約りようきやくと利用料りようりょうを通つうじて競争きょうそうを阻害そがいしているとの申もうし立たてがなされていた。今回こんかいの和解わかいの一環いっかんでは、約やく１億おく２００万人まんにんの消費者しょうひしゃが計けい６億おく３０００万まんドルについて支払しはらいの対象たいしょうとなる。残のこりの７０００万まんドルは訴訟そしょうに参加さんかした数十州すうじゅうしゅうに支払しはらわれる。

アンドロイド・アプリの配布はいふに対たいする支配しはいや独立系どくりつけいソフトウェア開発業者かいはつぎょうしゃとの関係かんけいに対たいして厳きびしい目めが注すすがれるなか、今回こんかいの和解わかいは、グーグルのアプリストア事業じぎょうの再構築さいこうちくにつながりそうだ。

グーグルは、アプリ内課金ないかきんの支払しはらいを自社じしゃの課金かきんシステムで行おこなうか、サードパーティーの決済けっさいシステムで行おこなうかを利用者りようしゃに選択せんたくさせる試験的しけんてきプログラムの５年間延長ねんかんえんちょうに合意ごういするなどした。

グーグルは声明せいめいで、和解わかいについて喜よろこばしいとし、今回こんかいの和解わかいは、アンドロイドの選択肢せんたくしと柔軟性じゅうなんせいを土台どだいとし、強力きょうりょくなセキュリティーの保護ほごを維持いじし、グーグルが他ほかのＯＳメーカーと競争きょうそうし、利用者りようしゃと開発者かいはつしゃのためにアンドロイドのエコシステムに投資とうしするグーグルの能力のうりょくを維持いじするものだと述のべた。